
2026年 竹あかり
Description of the work
竹の光が、夜の風景に気配を灯す。
竹之助が手がける竹あかりは、
ただ空間を照らすための灯りではなく、
その場に流れる時間や、建物の気配、季節の美しさまでも引き立てるための光のしつらえです。
細くしなやかな竹を幾重にも組み、
球体の中に生まれる線の重なりと余白が、
昼には造形として、夜にはやわらかな光の彫刻として立ち現れます。
竹という自然素材が持つ軽やかさと緊張感が、
歴史ある建築や庭の景色に静かに溶け込み、
幻想的でありながら、どこか凛とした空気を生み出します。
今回の竹あかりもまた、
門や回廊、夜桜の景色と呼応しながら、
訪れた人の足をふと止めるような、印象的な光景をつくり出しました。
強く主張するのではなく、
建物や木々、闇の深ささえも美しく見せる。
それが、竹之助の竹あかりが目指している灯りです。
竹は、昼と夜でまったく異なる表情を見せます。
その変化を受け止めながら、
空間の記憶に残るひとときを形にしていく。
竹之助の竹あかりは、竹垣づくりで培ってきた手仕事と感性を、
光というかたちで広げた作品でもあります。



















