S邸

Description of the work

【格式と柔らかさを兼ね備えた袖垣】

玄関先の景色を静かに引き締める、竹の袖垣。
上部には四つ目垣の透け感を、下部には御簾垣の穏やかな目隠しを――。
異なる意匠を組み合わせることで、伝統の美と実用性を同時に叶えました。

控え柱や笠木に至るまで一本一本丁寧に仕上げられた構成は、住まいに格を添えつつもどこか親しみやすく、訪れる人をやさしく迎え入れます。

格式ある和のしつらえの中に、職人の手仕事の温もりを宿す。
日々の暮らしの中に、さりげない美しさを添える袖垣となりました。

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