
武家屋敷 寺島蔵人邸
Description of the work
武家屋敷 寺島蔵人邸 竹垣施工
金沢市に残る武家屋敷、寺島蔵人邸にて竹垣の施工を行いました。
本施設は加賀藩中級武士・寺島家の屋敷として、建物・庭園ともに良好な状態で保存されている歴史的資産です。
本案件では、庭園および建築の保存状態を踏まえ、
既存景観との調和を最優先とした竹垣の設計・施工を実施しました。
施工にあたっては、以下の点を重視しています。
- 庭園内の動線および視線の整理
- 外部との境界形成と適度な透過性の確保
- 既存植栽・石組とのバランス調整
- 経年変化を考慮した材料選定および納まり
寺島蔵人邸の庭園は、
苔地・石・樹木の構成による繊細な景観が特徴であり、
外構要素に過度な主張は求められません。
そのため、竹垣は「見せる」ものではなく、
空間の輪郭を整える役割として設計しています。
竹材の色味、節の配置、結束の精度、水平ラインの通りなど、
細部の品質を担保することで、近景では施工精度を、
遠景では景観との一体感を成立させています。
また、樹木の根張りや地形の起伏に対しても、
現場ごとの納まり調整を行い、無理のない施工を実施しました。
歴史的空間における竹垣施工では、
新設部分が主張するのではなく、
既存環境の一部として自然に馴染むことが重要です。
本施工では、寺島蔵人邸の持つ静かな景観を損なうことなく、
機能性と景観性の両立を図っています。
竹之助では、武家屋敷・寺社・庭園などにおいて、
景観調和を前提とした竹垣施工を行っています。



















